良い賃貸物件を選ぶ上で欠かせない不動産屋のクオリティ

賃貸物件を借りる上で賃貸人がどんな人物であるかという点は、契約時に考慮すべきポイントです。賃貸契約においては、賃貸人と賃借人の信頼関係が非常に大切だからです。ただし、賃貸物件を探す際には、ほとんどの場合不動産屋に仲介してもらうため、どんな不動産屋と関わるかも重要なポイントとなるでしょう。地元の不動産情報につき豊富な資料を集めている不動産屋が望ましいことは言うまでもありません。個人事業主等の不動産屋は、依頼者と下見に出かけたり、物件を内見するために外出したりして、不在にしていることがあります。

新たに相談したい顧客が現れた際にも、迅速に対応できる業者が好ましいでしょう。事務所に電話しても留守電だったり、事務所を訪れたら無人だったりする業者よりも、常に新規の顧客の相談に乗れる不動産業者は頼りになります。

自分の利益優先かお客様ファーストかの経営方針を見極めよう

不動産屋が物件を検索する時は、レインズと呼ばれるネット上の全国不動産情報検索システムを利用します。レインズは、不動産流通標準情報システムの略称で、宅地建物取引業の免許取得業者だけが閲覧できるサイトです。このサイトには、長期間借り手が付かず早期に契約を決めたい物件に対して、賃借人を紹介した業者には、報酬を与える制度もあります。そこで、多少依頼者の希望に沿わなくても、こうした物件を先に紹介する自己利益優先の業者も少なくありません。

したがって、できるだけ顧客の希望に沿う物件から紹介してくれる業者が、お客様ファーストと言えます。また、契約後に賃貸人とトラブルが生じないように、賃借人に不利な条件も曖昧にせず、きちんと説明してくれる業者を選びましょう。